今日のホームページ制作会社のあるべき姿が、いろいろなところでディスカッションされています。
今の時代とお客さんのニーズに合わせたホームページ制作会社がどうあるべきか。
特にインターネットの黎明期からホームページ制作をやっている方は、変化の激しいIT業界において、いまあるべきホームページ制作会社の形について、色々考えていることと思います。
これはホームページ制作会社の経営者が100人いれば、100通りの答えがあると思います。
自分も2006年に創業してホームページ制作の業務を長くやってきたので、事ある毎に、この問題を考えてきたと言っても過言ではありません。
自分がどう考えて、どこに目標を据えるのかということに加え、お客さんがどう思っているのか、また今後はどのような時代になるのかなど、この答えには複数の視点が必要です。
フラットコードの代表としての答えは、「制作が目的になるのではなく、お客様が望む姿をホームページを通して実現することをサポートする制作会社」です。
ホームページ制作を依頼するお客さんは、ホームページを作るのが目的のことは少なく、
- ホームページを通した売上げ増大
- ホームページを通した広報力UP
- ホームページを通したブラディング
- ホームページを通した採用力強化
のように、実際の経営上の目標を達成することがゴールのはずです。
そう考えると、会社として、ホームページ制作の前提条件の確認や企画、戦略立案といった上流工程を重視すべきことに気がつきます。
ここでいう上流工程とは、お客様の現状とめざす姿、また強みを含めた経営資源について詳しくヒアリングして、ホームページを含めたマーケティングの取り組みのような全体の戦略検討を含みます。
このような業務ははコンサルティングと言って良いかと思いますが、いずれにせよ只作るだけの「制作会社」ではやらないことでしょう。
この上流工程を行うにあたっては,言うまでも無く、ホームページ制作の技術や経験・知識だけでは足りない。
同じ経営者としての目線を持ち、マーケティングいや経営自体について洞察し、ホームページで何が実現できるか考える経営的な視点が必要です。
ホームページ制作者がそこまで出来ないよ・・・という意見も中にはあるかも知れません。
しかしホームページ制作会社には、当然ながら経営者がいるはずです。
そしてその経営者であれば、制作スタッフに、経営的な視点やマーケティングの周辺知識について、日常業務を通して、自らのコトバとして伝えることが可能なはずです。
それをやるか、しないか?
言ってみれば、これからのホームページ制作会社の在り方は、当たり前のことですが、これからのホームページ制作会社の経営者の在り方と直結していると思います。
自社がどこをめざすのか、またその目標を実現するにあたって、経営者である自分はどう在るべきなのか?
またふるまうべきなのか?
今一度ホームページ制作会社の経営者は、自分を含め、新年のはじまりの今は、考え直す良いタイミングと考えます。