ちょっと早いのですが、2017年の抱負を明らかにすべく、このブログを帰省先の札幌で書いています。
昨日12月30日には実家から30分くらいのところにある北海道大学に行き、ベンチャースピリットに溢れたクラーク博士の銅像を訪れ、記念のツーショットを撮りました。
ここでは、新年にどのようなビジョンを持ってフラットコードを運営していこうか、その考えを述べたいと思います。
◆経営環境について
経営を取り巻く現代がどのような時代かと聞かれたら、真っ先に答えたいのが、
変化の激しい時代
ということです。
特に自分の専門とするWebマーケティングの分野については、そのトレンドと技術が驚くべき勢いで変化しています。
極端な話、1日前の常識ですら、通用しなくなることも珍しくありません。
一例として、「Googleが検索結果の上位表示を決める基準を変えた」というアナウンスが突然あれば、その瞬間から昨日までと違ったSEO(検索エンジン対策)が求められる訳です。
◆経営者として
そのような時代において、専門家として、そしてフラットコードの経営者として何が求められるのでしょうか。
わたしが考えるのは、現状の正確な把握も当然なのですが、
本質を見抜く
ということが、今後さらに求められるはずで、新年に意識的に取り組んでいきたいと思います。
シンプルに言うと「現状はこうだが、間違いなく今後はこのような状況になっていく」という見極めです。
この洞察力こそ新しいサービスを生み出す原動力にもなり、大局観を生み、会社の未来につながると思っています。
●現場経験
その洞察力を得るには、現場でしか得られない情報を掴むことが必要と考えます。
ここでのポイントは「現場」が、日常業務の最前線のことだけではなく、自ら利用者となって他社サービスを積極的に経験する場だということです。
自分自身が実際のサービス利用者とならなければ、手に入れられない情報が増えてきているのが現代です。
例えば、ピザを注文することを通して、GPSを利用した配達ドライバーの位置情報を知らせるスマホサービスについて知ることとなります。
問い合わせ対応の負荷軽減とマーケティングの双方を実現させています。
また最新の特急列車「しまかぜ」に乗ることにより、車内限定のWebサービスを知ることとなります。
(※ ↑ 「しまかぜ」の機内専用Web画面のキャプチャー)
一等列車のサービスが、もはや「快適性」だけでなく「車内で得られる情報量」の違いにフォーカスしています。
※「しまかぜ」の機内Webサービスの詳細は当ブログに詳細記事としてUPしています。
(参考記事)近鉄特急「しまかぜ」の乗車体験記/JRのグランクラスより快適さは上
またグリーン車に乗ることにより、インターネット会員サービスとsuicaタッチというアクションの連携を知ることとなります。
モバイルsuicaの利用による手軽さと安さの魅力を前面に出し、suica従来の垣根を越えたサービス展開をしています。
細々した事例を書きましたが、言いたいことは、、サービスのUX(ユーザーエクスペリエンス)のバリエーションが想像を絶するほどの増えている事実です。
このような時代なので、自らの実体験をベースに何がお客様に喜ばれ何が求められているのか、時代の空気を掴むことは経営者として必須と考えます。
利用者となって初めて感じることのできるトレンド、そして異業種のサービス体験を通して、今後、自社がどうあるべきか。
そのようなことを、現場経験を通して2017年は走って考えていこうと思います。
そして深い洞察の中から、更にお客様に喜ばれる会社をめざします。
新年も株式会社フラットコードをよろしくお願い申し上げます。