当社のある五反田、そして通勤で乗り換えする目黒も、共に東急ストアが駅近くにあり愛用しています。
先日、桃を買ったところ、パッケージに「手紙のついた果物」と書かれているのを目にしました。
「JAフルーツ山梨松里地区統一桃専門委員会から手紙が届いています。その手紙はケータイで読めます。」とあります。
どんな手紙なのでしょうか?
QRコードからアクセスしたところ、
この桃の手紙だけでなく、他の果物や野菜の手紙に加え、レシピも読めるようになっています。
早速、手紙のリンクをクリックしてみます。
生産者・産地・桃の紹介、そして収穫にあたってのこだわり、オススメ食べ方ポイントなどが、生産者の方や桃の画像入りで魅力的に紹介されています。
諸々とても印象が良かったのですが、なんで印象が良かったかと考えるに次の3つのポイントが挙げられるのではと思いました。
それは
1.「手紙」という言葉が良い
「インターネットで産地やレシピなど、詳しい情報提供をしています」ではなく、「手紙が届いています」という表現が、まさにピタッとはまっています。今日のネット時代、手紙を受けとることは少く、手紙と聞けば読みたくなります。
2.QRコードのアクセス先の導線が良い
QRコードのアクセス後、すぐに手紙メッセージを読ませるのでなく、一回画面をはさんでいます。
そして、そのページで手紙メッセージへのリンクに加え、他の果物や野菜情報、ならびにレシピ情報へのリンクを提供し、多くの情報を伝えている形が良いと感じます。
3.生産者の方の顔写真で親しみが湧く
良く「顔の見える経営」やら「顔の見える○○」という理念についてディスカッションされます。
しかし、難しいこと無しに、このようにバンと顔を見せることが「顔の見える○○」と思うくらいに、顔写真のインパクトを改めて感じます。そして実に親近感が湧きます。
熟れた桃の写真だけはなく、このようにサービス提供者の写真をセットで提供するインパクトは計り知れないです。
O2O(オンラインtoオフライン)というネットとリアルを融合させたマーケティング事例としても面白く、ちょっとブログに書いてみました。