法人向けのサービスは、事前の打ち合わせから引き渡しに至るまで、依頼元企業の社員と依頼先企業の社員が、顔を合わせる場面が多々あります。
その際に、人の印象の善し悪しで、サービスそのものの印象ががらっと変わってしまうことを、わたしたちは良く経験しています。
だからこそ、営業マンをはじめとしてコミュニケーション力が高い社員が重宝され、またその教育研修に経営者が力を入れているのしょう。
このことは古今東西変わらない事実だと思います。
しかし、意外にこのことは、特に中小企業は忘れがちと言ったら言い過ぎでしょうか?
商品やサービス改善には一生懸命力を入れているはずの企業に、問い合わせの電話をかけたら、社名さえ名乗らないようなギャグみたいな話は、いまだめずらしくないです。
一昔前は、ものさえ良ければ、お客さまに対する姿勢に問題が多少あっても許されたこともあったかも知れません。
しかし、いまは悪い噂が一気にネットで拡散する時代です。
そう考えると、ファーストコンタクトのお客さまが、もっとも印象を左右する受付社員や営業社員の行動規範を今一度見つめ直す必要があるはずです。
どんな良いものを持っていても、売っている人やサービスに携わる人が良くなければ、「良いもの」が良いものではなくなってしまう。
改めて人が全てということを自戒を込めてリマインドしたいと思います。