地方自治体の観光プロモーション情報発信のコツ(1.何を?What)

ここ最近、新しいメディアや組織による、観光資源の効果的な発信方法について、いろいろなところで語る機会が増えてきました。

その手法はもちろんケースバイケースなのですが、多面的に検討することが必要であることはいうまでもありません。

具体的には情報発信における、「 だれに(Who)、なにを(What)、どのように(How)」を精査することなのですが、今回のブログではここを詳しく述べて見ようと思います。
●なにを(What)

地元の有名な観光スポットをいままでのやり方で同じように情報発信・・・ということを考えている広報担当者は少ないと思います。

まだあまり知られていない観光資源を掘り起こし、それを新しくPRしていくことが求められると思います。

なぜあまり知られていない観光資源にフォーカスするのか、これは2つの理由があります。

一つはいわずもがな、有名観光スポットは既存のメディアで十分にPRされいることが多く、再度情報発信をしても新しい価値の創造にはつながらないこと。

もう一つは、これが大事なところなのですが、あまり知られていない観光資源をPRすることにより、いままで点在していた観光スポットが観光コースという線でつながることです。

最寄駅から有名観光地までに、いくつも観光スポットがあれば、それをめぐる旅も楽しい。

また観光スポットをジャンル分けして、テーマ別の街歩き企画もできます。

例えば東京都港区では、港区公式サイトにそのようなテーマ別のモデルコースを紹介しています。
港区公式サイト モデルコースはこちら

また地元の商店にとっても、旅行客の滞在時間が増えることは、来店機会の増加につながることは自明です。

あまり知られていない観光資源をどのように発掘するかは、また長くなるので別の機会に譲りますが、いずれにせよ有名観光地以外を取り上げることの重要性を強調したいと思います。

次回以降では「だれに(Who)、どのように(How)」について語ろうと思います。