三菱地所の南青山億ションの建て替え問題について。
マスコミの報道が真実ならば、工事の不具合が現場管理者からではなく、ネットの投稿=内部告発の指摘をキッカケにしていることは、いまのネット全盛の時勢を反映していると言えるかと思います。
またSTAP細胞で旬の人となった、小保方氏論文問題について。
これも自分の知る限りでは、論文の審査員からではなく、ネットの投稿=外部の集合知からの指摘で、一気に真偽の検証の必要性が語られるようになった訳ですが、同じく時代の趨勢を感じます。
これらのことには、ある共通点を感じます。
それは、シンプルに言うと、世の中に注目される大型案件は何であれ、内部告発されるような瑕疵もなく、また膨大なインターネットユーザーの審査の洗礼を受けても大丈夫なようなクオリティでなければ、成功にはならないということでしょうか。
いずれにせよ、隠し事がもう全く通らない世の中になってきた。
話は飛躍するようですが、昔は「旅の恥はかき捨て」と言う言葉がありましたが、いまはその言葉は死語でしょう。
ネット上で暴露されて、本人の人生が大きく変わる可能性が大だからです。
話は戻って、2つの問題点の共通点として、別の側面から語るとなれば、は審査や管理の専門家の在り方が同時に問われていると言えそうです。