コンサルタントとして、またホームページ製作者として、各クライアント企業さんのホームページのアクセスログを見せてもらうことが多々あります。
そこで大きく変わらない傾向がいくつか見受けられるので、1つをここでお伝えしようと思います。
1つは、平均ページビューがどんどん少なくなっていっているということです。
平均ページビューとは、ホームページにお客さんが訪問してくれた際に、見てもらえるページ数のことです。
ホームページの運営側からすると、作ったページを全部見てもらいたいという気分であると思います。
もちろん隅々まで、ホームページの各ページを見てくれる訪問者もあるかと思います。
しかし多くの訪問者は、おそらく多くても3~4ページの閲覧で、そのホームページを去っていく傾向が強いです。
ホームページに訪問するユーザーは実にせっかちです。
訪問したホームページが直感的に自分が求めているページでないと思うや否や、すぐさま別のホームページに移動してしまいます。
われわれの普段のホームページの見方からしても、それは納得できるのではないかと思います。
そのような視点で最善のホームページの構成を考えると、
- トップページに出来るだけ情報を詰め込む
- 意味もないイメージ画像や曖昧なキャッチコピーは避ける
- 他のページに移動するためのリンクを効果的に配置する
という基本的かつ大事なことに気付きます。
訪問者に直感的に、必要な情報が掲載されているホームページと思わせること。
また直感的に何屋でどんなサービスを提供しているところか伝えること。
訪問者がじっくりホームページを見ることはないという視点で改善策を考えると、本質的な部分の改善につながることが意外にあると思います。
限られたページ数の閲覧で、訪問者に何をどう伝えるか検討することにより、理想的なホームページの状態に近づいていくことと思いますので、ぜひこの視点で検討してみてください。