三越湯(東京都港区白金の銭湯)記事の続きです。
豊富温泉のイベントに行った際に、こんなチラシをいただきました。
(こちらは2021年3月の記事なので既に終了しています)
上記は東京都港区の公式サイトでも紹介されていますが、健康入浴推進事業として、港区役所が企画しているイベントです。
看護師による新型コロナウィルスのワクチン接種の講義と、バイオリニストによる演奏という組み合わせが面白い。
ワクチン接種などの健康関連イベントは、保健所や区役所の会議室など、普段はあまり高齢者が行かない場所で行うことが、良くあるパターンかと思います。
しかし当イベントは、お年寄りにとって身近な「銭湯」を会場に選んでいることが、とても良い着眼点と思いました。話題性も高まりますね。
ところで、これは企業のマーケティング活動とも考え方が共通しています。
「ターゲットにするユーザーがどこにいるか」を考えて、「そのユーザーが目にしやすい場所」で告知して、「そのユーザーが気軽に導入(参加)できるやり方」を考える。
そして大事なこととして
「話題性を高める」切り口を企画し、SNSでバズることを意図する。
一般企業にとっても、広報・マーケティングについて参考になることが多い事例かと思い、ご紹介しました。