東京ミッドタウンのDEAN & DELUCA で開催の「旅する料理教室」COOKING CLASSに参加してきました。
これは世界各国を旅するDEAN & DELUCAのエグゼクティブシェフ 境哲也氏が、
旅のエピソードをスライド写真とともに紹介し、料理を含むその国の文化、そして今日の姿を伝え、現地のさまざまな料理のレシピを学ぶ「旅」+「料理」を学ぶイベントです。
毎回違った国が紹介され、今回2016年6月の回はベトナムでした。
境シェフのお話しは実に臨場感が豊か。個人的な感想も交え、アシスタントの女性とともに楽しげに旅の話を綴ります。
その後、配布されたテキストにレシピが紹介されているベトナム料理の数々を、実際の調理手順を実演し、最後にテーブルコーディネートを学んだ後に全員で試食する流れで、実に楽しめました。
男性参加者はぼくだけかと思ったのですが、他にも数名いらっしゃいました。
何か良い体験をした場合は、漠然と良かったと考えるのではなく、職業柄なぜ良かったかコトバにするようにしているのですが、この料理教室については下記のポイントが大きいのではないでしょうか。
・ウェルカムドリンクとエプロンが雰囲気を盛り上げる
・参加人数の規模感が良く、席の間隔も近いため周りの人と仲良くなり会話が弾む
・テキストは高級感があり、レシピが参加者の限定公開のため特別感があり永久保存したくなる。またファイリングができる形式なので次回も行きたくなる
・爽やかなイケメンのシェフが現地の体験を写真とともに語るトークライブ形式が楽しげ
・会場(DEAN & DELUCAの東京ミッドタウン店)が普段は店舗に使われている場所でインテリアが素晴らしく、ガラス張りの外から通行人の方にウオッチされて非日常感がある
・参加者は10%割引で店内の商品が買える
ざっと感じただけでもこれだけあります。
しかし何といっても、普段は裏方にいるシェフを前面に出すという企画が大成功しているといえそうです。
あたりまえですが現場最前線の人の話は面白く、レシピ以上に莫大な価値があると感じました。
人を前面に出すイベント系のサービスの成功事例を目の当たりにして、自分の業界ならどのようなものが考えられるか、帰り道、歩きながら考えていました。