facebookはもう死んだのか?
最近、身の回りでfacebookの更新を辞めてしまうユーザーを良く目の当たりにします。
統計を例に語っているのでなく、あくまでも自分自身の印象なので、皆さんの場合に当てはまるかどうかは別だと思いますが・・・
しかし、以前に比べて明らかにfacebookの利用率が下がっているという印象です。
昨年の秋にフェイスブックのデービッド・エバースマン最高財務責任者(CFO)が、利用ユーザーの減少について認める発言をしてニュースになりました。
なので、実際のところアクティブなユーザーは減っているのだと思います。
facebookに関しては、プライベートの利用とビジネスとしての利用のシーンの境界線があいまいで、それが長所であり短所でもありました。
仕事の関係をきっかけにプライベートでも仲良くしたり、またプライベートの関係からビジネスの関係に発展することは、別にめずらしくも何ともありません。
なので、その意味では、プライベートの人間関係とビジネスの人間関係が混在した「お友達リスト」の姿は、現実に即しているのでしょう。
しかしその一方で、仲の良い実際の友達とクライアント双方に見せることのできるコンテンツは、実際のところ数少ないのも現実ではないのでしょうか。
例えば、どうしても足を運ばなければ行けない親友のホームパーティーのシーンを、同じタイミングで納品直前のクライアントに見せる勇気のある人は数少ないと思います。
結局、読者属性が違えば発信するコンテンツが違うという当たり前のことを考えると、facebook上のお友達が増えていくと、投稿自体が無難なグルメや他愛のない日常のスナップになるのも、自然なことだと思います。
ただ、それは我々経営者がやるべき情報発信とは、大きくかけ離れている気がします。
経営者であれば、専門的な情報や、社内のこと、クライアントのこと、最近の業界のトレンドや目指す会社の形のことなど、骨太のコンテンツを発信したいはずです。
いや、発信したくなくても、発信すべきだと思います。
その発信するメディアとして、ホームページやブログのように、1頁まるまる使ってじっくり情報を書くことのできるツールと、情報を拡散するのに向いているfacebookやTwitterやlineなどを上手く使い分けていくのも一つのやり方と思います。
そう考えると、多くのユーザーに利用されているfacebookが用済みということは無く、時代時代に合わせた使われ方をして、生き残っていくのではと考えます。