Google がモバイル ファースト インデックス導入を本格的に進めているニュースが、最近の検索エンジンマーケティングの大きなトピックスである印象です。
モバイルファーストインデックスという言葉を突然使ってしまいましたが、はじめてこのキーワードを耳にする方は、Googleウェブマスター向け公式ブログのこちらの記事をご覧ください。
モバイル ファースト インデックスに向けてサイトを準備するためのヒント 2017年12月19日
https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/12/getting-your-site-ready-for-mobile.html
一言で大事なポイントを取りまとめると、
これからはスマホサイトの品質の評価により、スマホサイトのみならずPCサイトの検索順位を決定する
要はPCサイトがどんなに良いサイトであっても、スマホサイトの出来が悪かったら、PCサイトの検索順位が下がるという恐ろしいアナウンスです。
このGoogleのモバイルファーストインデックスについて、中小企業は何をどのように対処したら良いのか、いくつか質問をいただきましたので、こちらに共通の回答として記載したいと思います。
1.まだスマホサイトを立ち上げていない方
このケースではいうまでもなくスマホサイトを立ち上げることが必要です。ここで多い質問として、「スマートフォンで閲覧するとPCサイトと同じ画面だけど一応見えるのでこれで大丈夫?」が挙げられます。
答えとしてはNoで、スマホ用に最適化された画面になっている必要があります。
(当社公式サイトのスマホ表示事例)
上記のようなサイトになっていれば、スマートフォンだけでなく、タブレットでの閲覧時に対しても、最適な画面レイアウトになっているかと思います。
このようなマルチデバイス対応のホームページに作り替えることがまず必要です。
2.すでにスマホサイトを立ち上げている方
このケースでは、スマホサイトの質を高めることが必要です。チェックポイントとしては、下記の2点です。
1.PCサイトとスマホサイトのURLが共通の「レスポンシブデザイン」の作り方になっているか。
この「レスポンシブデザイン」については説明が長くなるので、次回のブログに記載しようと思うのですが、スマートフォンからアクセスした際に、スマホ用の別ページ(別サイト)に飛ばすのでは無く、同じページを同じURLでレイアウトのみ調整して表示させるというものです。
意外にまだ大手企業のホームページでも、この「レスポンシブデザイン」に対応していないところは多いのが現状です。
この形式のスマホサイトはGoogleが推奨していますので、ぜひ従うようにしてください。
2.SSL(サーバー暗号化ソフト)サイトになっているか。
SSLについては以前のブログでもその重要性をお伝えしましたが、こちらもGoogleが導入しているサイトに関してSEOでも有利に働くことを明言しています。
まだ未導入のホームページであるならば、GoogleのブラウザChromeの新しいバージョンが出ないうちに対応するのがオススメですので、これも早めに対応するようにしてください。