若い人を中心に、年賀状離れが語られて久しい。
実際に、うちの若いスタッフに、
今年は何枚年賀状を出したりもらったりしたの?
という質問をすると
数枚
という答えが通常なので、本当に年賀状を書く習慣は失われつつあるようです。
ところで、ある著名なIT起業家と編集者の対談集を読んだときに、こんな一節がありました。
年賀状は出すな
理由として、古い習慣を考えなしに続けていることのナンセンスさを説いているのですが、その代わりに少数の大事な方へ便せんで手紙をしたためることを紹介してありました。
確かに「年賀状=古い」という見方もあると思います。
しかし僕の見方はちょっと違います。
「年賀状=あまりに古すぎてかえって斬新」
今年の正月に、かつてのスタッフである、来年就職する大学生から届いた年賀状を見た際は、改めてその感を強くしました。
IT時代だからこそ、目に留まるアナログのコミュニケーションがある。
そんなことを、改めて若いスタッフの年賀状から感じました。
コミュニケーションの仕方については、古いからNG・新しいからOKというのは全くなくて、相手の心に届くかどうか?
自分自身、今年の1年はコミュニケーションについて、熟考する1年としたいと思いました。