昨日このブログでお伝えしたネット上に社員の実名を出し、効果的なWebのコンテンツを作成している事例を、他社事例になりますが、今後いくつか紹介していこうと思います。
1つは株式会社日立システムズの公式サイトです。
http://www.hitachi-systems.com/index.html
最上部のメニューから「導入事例」を見ると、お客様の声としてクライアント企業の事例が紹介されています。
このようなお客様紹介コンテンツでクライアント企業の担当者が紹介されているのはいつものことなのですが、このケースでは、それに加え、日立システムズの担当者も顔写真入りで紹介されています。
社員の方が顔写真と実名入りで登場しているページとしては、通常はこのような事例紹介のページだけなのですが、注目すべきは他のさまざまなページでも社員の方が幹部から現場の担当者に至るまで、広く顔写真と実名で登場しています。
ITというサービスに関しては、人の姿が見えづらいということがよく指摘されます。そしてサービスの導入や運用にあたっては、打ち合わせを含めIT企業の担当者とのコミュニケーションが多く発生し、その担当者のレベルによって導入するシステムが本当に使い易くて良いものがスムーズに実現できたり、反対に大変な苦労を伴うことになってしまうことも、両方の可能性があることを我々は経験的に良く知っています。
だからこそ「誰がこのサービスを担当して管理しているのか」という、サービス導入の要となる担当者を自信を持って前面に出すことは、お客様が安心するWebのコンテンツとして理にかなっていて、見本になる事例と思います。
顔の見えない「代表」、顔の見えない「担当者」がサービス導入を真剣に考えているお客様の間で、話題になったり、お客さんの心を引きつけたりすることは、まずありません。
だからこそネットから離れたface to faceがいつの時代でもその重要性が変わらないのではないのでしょうか?
世の中で無記名や匿名な無責任な情報が溢れかえっている中、実名を出すことは大きな決意です。
実名で発信する情報や導入するサービスについても、担当自らが責任を持つという気概も伝わり、そうでないWebと大きな差別化につながっていると感じます。