企業の広報・マーケティング担当者の必須のスキルとして、あまり語られないことを、続けて書いています。
前回はコミュニケーション能力について
http://hav1007d82ai.smartrelease.jp/blog/it/skill2.html
その前は長文を書くことについてお伝えしました
http://hav1007d82ai.smartrelease.jp/blog/it/skill.html
今回は「多彩なメディアを使い分ける」ということです。
しかしこれは、よく評論家の方が語る「多彩なメディアを使いこなし、メディアに応じたコンテンツを企画立案・作成し、ターゲットユーザーに合わせた形で情報発信する」という意味ではありません。
もちろん上記に書いたことは正しいのですが、正直そのようなことができる方であれば、いろいろな会社から引っ張りだこ。もしくはとっくに独立する等していて、「企業の広報・マーケティング担当者」という立ち位置ではないと思います。
お伝えしたいことはもうちょっと単純に、人に何か伝えようとする際に
- メール
- 電話
- ファックス
- 手紙
- 紙媒体
- 直接会って伝える
- その他
の中から最適なものを選択できる能力です。
人によって選択の基準が違ったり、組織の方針としても何のメディアを選ぶべきかの判断もあるかと思います。
しかしここで最も大事なことは
コミュニケーション手段は常に複数あることを意識しておく
ことかと考えます。
AかBしか発想がない中で、Aを選ぶ結果より、A~Zまで発想がある中で、最終的にAを選択した方が、自ずからアウトプットも良いはずです。
これはツールを使いこなす能力とも連動しているのですが、IT時代だからITを常にコミュニケーションツールとして活用しなければならないことはありません。
むしろIT時代だからこそ、ベタに会いに行くことが莫大な価値を持つことも皆さん感じていることと思います。
個人であれマスである、コミュニケーションに関していつも伝達手段については必ず複数の方法があることを念頭に、最適な選択をしていくことを意識していけば、それだけで同じ広報・マーケティング部の同僚から頭1つ抜け出すことができると考えます。