新卒で入社して10年勤めた清水建設からカレンダーをいただきました。
注目したのは各ページのロゴの脇にあるSDGs支援のキャッチコピー。数年前からは必ずこの文章がカレンダーに掲載されています。
カレンダーにSDGsの宣言をしているのは一部の企業だけと思います。しかしホームページにおいては、リニューアル時に新しく企画するページとして、企業の社会的な貢献を伝えるCSRやSDGsページを作成することは、今日極めて一般的です。
ところでSDGsの取り組みについて「中小企業でも必要があるのか?」という質問をいただくことが多々あるので、このブログで考えを述べておきたいと思います。
結論からすると、中小企業であっても短期的・長期的にメリットが大きいので、積極的に推進してその内容をインターネットで情報発信するべきと考えます。
短期的なメリットの理由の一つとして、企業のイメージアップに直結すること。
「SDGsは大企業のみの話しでは?」という発想は、ともすれば「SDGsは機関投資家のESG投資につながり資金調達コストを下がる一手段」という考えがベースにあると思います。
しかしながら、いまはSDGsがグローバルなうねりを迎え、あらゆるところでその言葉が語られる時代。タクシー社内のディスプレイ広告やお茶の間のTVコマーシャルですら、SDGsのキャッチフレーズが流れています。
そのような注目度が高まっている背景に加え、活動内容がぱっと見、わかりやすく共感しやすい。
結果として、就活生、その保護者、就活指導の教員など幅広いステークホルダーにとって企業イメージを左右させていることは事実だと思います。
もう一つ、忘れてはいけない存在がSNSユーザー。
SDGsをはじめとして社会問題に関わるコンテンツは、良くも悪くもインターネットと親和性が極めて高い。ホームページの素材としても、SNSのネタとしても、伝わりやすく拡散しやすい傾向があります。
インターネットを活用して自社のことを広く深く知ってもらうためにも、SDGsに積極的に関わっていくべきと考えます。
もう一つのメリットとして、最近はアップルの事例で有名ですが、大企業がサプライチェーン全体でのSGDsを宣言する機運が高まっており、協力企業の立場として商談の機会を逃さないことにもつながります。
自社が「株主資本主義」から、2020年1月のダボス会議(世界経済フォーラム)で提唱された「ステークホルダー資本主義」をめざす宣言にもなると考えます。
一方の長期的なメリットですが、ここが重要とおもうのですが、SDGsの活動を通して新しい気づきや発見から新たなビジネスモデルの創出につながり、企業の変革(DX)が進むということです。
多くの会社は何らかの課題解決型のビジネスをしていると思うのですが、その課題が集まったところが社会や世界と言い換えることができると思います。社会の問題を考えることにより、対象としている顧客への課題解決のヒントにもなり、DXへの検討が進む。結果として会社にも変革が起こるキッカケにもなり得るのではないでしょうか。
このような背景を考えると、早めにSDGsへのアクションとともに、ホームページをはじめとするインターネットに情報をUPすることをお勧めします。
ホームページやSNSにおけるSDGsコンテンツを掲載したいと考えており企画や制作の手に困っているいる企業さんはぜひご連絡ください。
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