会社の近くにあるいつも行く本屋さんが数ヶ月前に閉店になってしまいました。
大通りに面した1階の店舗で売り場面積も広く、重宝していたので本当に残念です。
しかし同時に、どれだけお客として、このお店に貢献していたのかということも考えさせられました。
いま私たちは、
安くて便利ということで、Amazonに代表されるネット通販を多用する傾向があるかと思います。
わたしの仕事は、ネット通販の仕事は少ないのですが、それでもインターネットを中心とする商売のサポートには変わり有りません。そのためネットのサービス全般にはいうまでもなく肯定的です。何せ自社の事業としているわけですから・・・
ネット通販は、特に買い物が不便な地域に住む方や、体が不自由な方にとって、生活の質の向上につながっていることは間違いないでしょう。
しかしながら、そのことを前提にネット通販に対しわれわれ消費者が、どう行動するかを再考する時期を迎えていると考えます。
身近な小売店がネット通販のお陰で経営が脅かされ、閉店して困るのは、いうまでもなくわれわれ自身です。
この「消費者としてどう行動」というのは、別に大それたものである必要はありません。
次の2つで十分だと考えます。
1.地元の小売店で売っているものは、ネット通販を使わずそこで買う
2.地元の小売店に対して、サービスや品揃えのリクエストがあったら遠慮無く伝える
売上げと運営企画の双方に貢献することです。
特に「サービスや品揃えのリクエストがあったら遠慮無く伝えることは、「お客様の声」として重要です。
わたしも小さい会社を経営する中で、この「お客様の声」がどれだけ事業方針の参考になったかわかりません。
安さと便利さだけを追求した結果が、小売店が滅んだ街の風景が広がることは、ハッピーな未来像から程遠いと考えます