映画「シング・ストリート 未来へのうた」の起業家精神

『シング・ストリート 未来へのうた』を観て来ました。

ストーリーはこんな感じです。

80年代のアイルランド ダブリン。経済的な事情で荒れた公立校に転校させられた14歳のコナーは偶然出逢った年上の女性に一目惚れ。

彼女の気を引くためにバンドを組むことを決意する。

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ジョン・カーニー監督の映画は前作『はじまりのうた』もそうだけど、
ベンチャースピリットに溢れている。

少しでも可能性があるのならやってみようというチャレンジ精神が共通していて、見終わった後に前向きな気持ちになれる。

そして脚本のみならずジョン・カーニー監督自身が、いかに起業家精神に溢れているか物語っている。

作品ジャンルとして、音楽映画や青春映画ではなく、起業家映画と言い切ってしまっても良いのではと感じました。

※公式サイトでも監督の言葉として「ただの音楽の物語にはしたくなかったんだ」という言葉が紹介されています。

主人公だけではなく、脇役も含めハッピーとなるいつもの展開も鮮やか。

手持ちカメラならではの自由でのびのびとした撮影による、もう一度見たくなる多くの魅力的なシーンが溢れています。

音楽がまた素晴らしく、実に気分良く映画館を後にしました。

フラットコードの創業者としての自分も、このベンチャースピリットをいつまでも忘れたくないと思った次第です。