ワールドトレードセンターのツインタワーにワイヤーを張り、411mの高さを命綱無しで渡るクライマックスのシーンがとにかく圧巻です。
3Dでの鑑賞のため、見ている間中、恐怖で凍り付いていました。
これが実話というから恐れ入ります。
ところで自分は、主人公フリップ・プティ氏の姿が起業家の姿とダブって見えました。
こんな芸当は、常識から考えたら全く意味が無い。
リスクと成功のそろばん勘定では、実行はあり得ないことでしょう。
しかし起業というのも、同じようなことかも知れません。
創業後10年経って生き残っている会社はわずか数%。
成功する確率の方が圧倒的に少ないのです。
自分もかつて大企業に勤めていて、そのまま定年まで勤める人生もあったのかも知れないのですが、なぜか創業し今に至っています。
その「なぜか」が何なのか、これを語ると長くなるので別の機会に譲りますが、少なくとも理屈で語れるものではありません。
しかしフラットコードを創業して、人と人とのつながりに微力ながら貢献できていることが嬉しいのです。
ところでこの映画の原作「マン・オン・ワイヤー」も読んだのですが、411mの高さのワイヤーの上で寝ている写真もあり(p.258~259)、映画のあのシーンすら実話だったことに驚愕しました。
映画「ザ・ウォーク」では、夢、情熱、度胸、仲間、あきらめないことなど、いろいろなキーワードがストーリーに散りばめられています。
主人公役もハマっていて、ヒロインのアニーもかわいい。
気分良く映画館を後にしました。
何はともあれ、この映画は3Dで見ることをおすすめします。