映画「ディス/コネクト」のSNSの成りすましについて

映画「ディス/コネクト」という映画を週末に見て来ました。

この映画では、SNSコミュニケーションのはかなさと危うさを、様々な事件の人間ドラマを通して伝えていて、興味深く見ることができました。

この映画の中でも事例として挙げられている「成りすまし」。

プロフィールと写真を他人のものを拝借してSNSをアカウントを取得することにより、その他人に成りすましてコミュニケーションを取れてしまうという、今日のIT活用の1つの大きなリスクです。

さて、この映画の事例を企業の事例に置き換えるとすれば、どのようなケースが挙げられるのでしょうか?

1つは、取り引き先を装ったSNSのアカウントから、企業のSNSアカウントへ、取引条件を含む企業の非公開の情報についての問い合わせでしょう。

問い合わせを受けた担当者がセキュリティについて教育されていなかったら、一生懸命、取り引き価格や納期、最低取り引きのロット数などを教えてしまうことは十分あることです。

あって間に情報の漏洩です。

自分が中小のBtoB企業にSNS導入を積極的に勧めない理由の1つがまさにここで、通常のメールやお問い合わせフォームからの問い合わせだと、メールで使用されているドメインが1つの判断基準になるけど、SNSだとそれが無い・・・

もちろんSNSをBtoBマーケティングに積極的に良い形で活用されている企業もあるので、一概には言えませんが、新しいセキュリティのリスクがSNS活用に潜んでいることは、常に意識すべきと考えます。