ホームページに電話番号は目立つように掲載しようとさまざまな場面でお伝えしています。
しかし、そのような場面で、時々
「うちは素性の知らないお客さんからのお問い合わせは入らないから、電話番号を目立つところに掲載したくない」
とのリクエストをいただくことがあります。
もちろん企業の経営方針はさまざまなので、そのようなホームページもありかと思います。
しかし多くの企業ホームページの場合は、下記2点の理由で、電話番号を目立つところに記載することをおすすめしています。
- 電話をかけてくるお客さんは、今すぐ商品・サービスを求めている場合が多く、成約率が高い。そのためまず電話をかけていただくことを狙いとしたい。
- 電話番号の掲載により、いつでも気軽にお問い合わせくださいという企業側の姿勢が伝わり、ホームページ全体の反応率が高まる。
いまは電話番号を目立つところに記載しているホームページがとても一般的なので、電話番号をあえて前面に出さないことにより、うさん臭いホームページになってしまうことが最大のリスクと考えます。
「営業電話が多くなる」という悩みもわかりますが、さまざまなコールの中に、大事なお客さんからの電話が混ざっていると考えた方が現実的です。
このような電話番号の記載の件も含め、何より大事な点は、ホームページを制作する場合に、企業側の視点に立って構成を考えるのか、もしくはユーザー側の視点に立って考えるのか、ということです。両者はホームページの出来上がりの質も反応も、大きく異なります。
もちろんおすすめはユーザー側の視点に立ったホームページです。
われわれがホームページの利用者になったと仮定して、企業のホームページにはどのような情報やどのような雰囲気や見せ方を望むのか考えてみると、正しいホームページができるのではないかと思います。